2022年2月22日は、猫界隈では「スーパー猫の日」と言われる２２（ニャンニャン）続きのドエライ日だった。

そのドエライ猫の日は、私たちのリリースパーティーの日でもありました。

猫戦は2022年の2月2日に、初めてのアルバム（「蜜・月・紀・行」）を発売し、

「スーパー猫の日」はまさにそのアルバムを提げたリリースツアー”honeymoon tour” の初日公演・東京の日だったのです。

ゲストには、サニーデイ・サービス、Pictured Resort、「初」アルバムの「初」ツアー、「初」公演、そしてなによりスーパー猫の日を祝すには絶好の夜になる・・・

はずだったのですが。当時感染症の影はまだまだ色濃く、時勢を考慮してやむなく公演は延期に。

（その後、当該公演は6月に振替公演。そのときアンコールで披露したのが、今年の3月にリリースしたサニーデイ・サービス「桜 super love」のカバーでした）

怪我の功名というのか、その日ライブが無くなってしまった代わりに京都の私の自宅から配信したinsta liveではファンの皆さんと一緒に2022年2月22日22時22分をお祝い。次は200年後かもしれない、スーパー猫の日のスーパー猫タイムを共に過ごせました。

（当時ライブは21:00にお客さんが退場しないといけなかったから、配信だからこそのリモート・フィーバーでした）

そんな猫戦にとっての猫の日は、一年後にも特別な夜として訪れることに。

それが、「Cats & Mellow 」の初開催です。

猫とまどろみ、まどろみと音楽、音楽と猫。それぞれがベン図のように重なったところに猫戦はいたいな、と思う。

離婚伝説・Special Favorite Musicという素晴らしいゲストを招き、「猫不在にして、猫を想う」メロウな夜は、私たち猫戦にとって猫の日を切っても切れないメモリアルなものになってしまったのです。

（「Cats & Mellow 」限定アイテム、保護猫の寄付となる猫シール。写真のモデルとなっている猫はそれぞれ離婚伝説 Gt.純さんちのウニ、Special Favorite Music Dr.の新庄さんちのジジコロ、私の弟猫・ミヨクとポー。この日のチャリティ猫シールの発明が、私が今個人で運営するチャリティ猫シールプロジェクト「meow’s groovin’」の着想となりました。）

そして今回、満を辞して迎える３回目の猫の日は、ちょっと

猫戦としては初の出演となる渋谷WWWにて猫の日のお祝いをしてみようと思います。

バンドメンバーは、猫戦の3名に加え、ギターに”New Meow’s Mellow tour”でも帯同してくれた晃大くん（今村晃大）、

そして敬愛するドラマー、粕谷さん（粕谷哲司(brkfstblend)）を迎えた布陣で臨みます。

そして、まだみぬ猫ナイトの看板には「Cats&Mellow」初開催にもまろやかな猫宇宙を描いてくれた、小磯さん。（絵描き・デザイナー：小磯竜也）

私が高校生のときに出会ってから今日までずっと大好きな小磯さんの筆は、一年ぶりに私の心のなかのみえていたもの、みえていなかったけどそこにあったものを、四角形の紙の中に描いてくださいました。

作戦会議は、オランダ家具に囲まれたポップな色調の喫茶だったけど、小磯さんに話したイメージはもっとも、

ポップとは程遠いような、輪郭がなくて、何色かもはっきりとはわからなかったひそやかな私と猫の話。

猫がつくるうずうずが私をひろげたり、はたまたそのなかに私が誘われたりしている、そんな最近のこと。

愛とリスペクトが積み上がった猫戦の軌跡は、このままどこに行くのか・・・？　私たちもわからないままです。

でもその答えはきっと、また次の猫の日の夜が教えてくれる気がします。

猫戦はどうやら、みなさんをこんなところに連れていくね、という、そんなような約束はいつまでもできないかもしれません。

信じることを思い見つめたり、そこはかとなく惹かれてしまったアドレスのわからない場所に、これからも一緒に言ってくれる仲間であってくれたら嬉しいなと思います。

猫の毛のなかにゆっくりと顔を埋めて息を吸うと「ひだまりの匂い」がするらしい。

いい匂いのする方へ、

匂いに誘われて進むと、なにかにぶつかって、

顔を上げると、そこに佇んでいるモフモフ。薫陶を受ける。一年に１回の猫占いの夜。

2024年の猫の日は渋谷で。またも猫不在の祝典に、是非待ち合わせましょう。

愛とニャーを込めて

With love & meow

xxx

Meow Harada / 原田美桜